つばた英子しゅういちさんの映画「人生フルーツ」をみて
本日、「人生フルーツ」というドキュメンタリー映画をみに行きました。
以前、だいぶ前にこのご夫妻の暮らしを特集した記事を拝見したことがあり、前から気になっていました。
この前、こぎんの刺繍糸を買いにいったときに、偶然に駐車場にポスターが張っていました。
まるで、何かに引き寄せられるかのように、目がいったのです。
人間には、自分が探していたり、気になっているものが目に入るように、なっているのかなとこの頃思います。
映画について
平成28年度文化庁芸術祭テレビ・ドキュメンタリー部門大賞を受賞した東海テレビが作った作品です。
ナレーションの樹木希林さんの声が又実にゆったりとして、良い感じです。
津端修一さんと英子さん夫妻の暮らし方を日常を映しています。
映像のお二人の姿をみていて、なんだか懐かしい気がしたわけが分かりました。
ちょうど亡くなった父と母の関係になんとなく年代てきにも一緒で、古き昔の日本の夫婦のあり方がそのままあるかんじでした。
いつも父親をたてて、敬語で話をしていて、お互いにいたわりながらもべとべとはしない。それでいて、母親がしっかりと家事をこなして、父親をコントロールしているかんじです。
90歳で、建築家で、もと大学の教授をされていた修一さんと妻の英子さん87歳の考え方や生活がとても1本すじが通っていて、とても考えさせられることばかりです。
愛知県春日井市の「高蔵寺ニュータウン」の基本設計をされた方で、いわゆる団地とか、ニュータウンとかを多く手掛けてきたかたで、今の家も自分で自ら設計して、50年ほどすみ続けておられます。
50年前には、何もないところに、小さい木を植えそれが雑木林となり、畑には、たくさんの野菜や四季にいろいろな果物ができる。
それを加工したり、保存したりしておられます。
家は平屋で、30畳一間が吹き抜けになっていて、ワンルームです。
英子さんは、コンビニに行かず、外食もしない主義らしく、手作りのものを食べるをモットーにされています。電子レンジも置いていません。
オーブンは、あって自分でケーキを焼いておられます。ごはんも土鍋で炊いています。
87歳で、これだけの家事をこなし、畑もして、子や孫に料理を作って 送っています。又刺繍や織物も作ります。
手作りのものを食べてほしいからという理由です。すごいですね。
修一さんの言葉
修一さんも肉の燻製を自分でつくったり、なんでも自分でつくります。お孫さんに作った2階だてのドールハウスは、見事なミニチュア作品です。
そこから何かがみえてくるから
という言葉が何度も出てきます。
風が吹くと落ち葉が落ちる。落ち葉が良い土を作る。土から木が育つ。その木から実がなる。ゆっくりゆっくりと時を重ねて
2015年6月に草むしりをして昼寝をしていて、起きてこなかった。とても穏やかで、顔いろもよくて、きれいなお顔が映っていた。
英子さんの言葉
「お金は、次の世代にのこせないけど、良い土は残してやりたい。又なんでも育つように」と畑に落ち葉をまきながら、お話しされておられました。
ご主人が突然亡くなられたあとに、「もっとおいしいものをたくさん食べさせてあげたかった」と話されていました。
まとめ
本当に、映画の中に知らない昔の戦後の話や政治や経済・日本の住宅事情のことが分かり、修一さんのすごい仕事の内容もわかり、ご夫婦で人生を乗り越えてこられて、又、年をとることの素晴らしさが、描かれていて、素晴らしい作品だと思いました。
お二人の本も3冊くらいあるみたいなので、買ってもう一度勉強しようと思います。
「本当に何が人生に必要なのか?」「何が大事なのか?」問いかけていると思います。
映画「人生フルーツ」の
ナレーションが
樹木希林さんの声で
とても映画に合っていました。残念です。
ご冥福をお祈りします。? 南町みき子 (@minamimatimiki5) September 17, 2018
追記 H31年1月12日 英子さんの育った半田があった
愛知県半田市
ミツカンミュージアム
日本唯一の酢の総合博物館
江戸時代からのミツカン酢の歩みを知ることができます
半田は酒粕から酢を生み出し
江戸の寿司ブームへと導きました。半田を出発した弁才船に酢を乗せ鳥羽港をへて江戸へ
日本の酢がたくさん詰まってます!#愛知県 #観光名所 pic.twitter.com/L70CwI7IYW? ローズりーな (@roseyukarina) January 11, 2019
書かれた本にものっていましたが、何代もつずいた造り酒屋をされていたが、今は実家もひっこし造り酒屋さんはされてないそうです。近くにソニーの盛田社長の家があったと書かれていました。
酒粕の漬物の話ものっていました。おいしそうだったのでこれをみて私も昨年きゅうりを漬けました。
|