つばた夫妻の「ときをためる暮らし」「あしたもこはるびより」
年末にアマゾンで、「ときをためる暮らし」を注文したら、昨夕に届きました。
注文が遅くなるので、「その前にいかがですか?」というので、同作者の本の案内があり、先に「あしたもこはるびより」が届きました。
年末からすぐに配達で早いので、アマゾンの本の注文をすることが増えました。
今までネット注文をほとんどしてなかったのが、我が家の革命的な出来事が始まった雰囲気です。
子供が家に帰ってきたとたんに
お・・アマゾンで買い物できるようになったんじゃー
taro
なんと言われようと若い人のスピードには、ついていけないので、だまって聞いていました。
ときをためる暮らし
プロローグにその時、(夫婦あわせて171歳)しゅういちさんの言葉に「とにかく、気持ちのいい長生きをしたい。そのためには、自分のことは、自分でやらないとね」と書かれている。
英子さんは、「うちは嫌な事、悪いことは禁句ですからいつも先のさきのこと、楽しいことを考えて生きてきた」まさしく、言葉どうりです。
野菜を作ったり、いろんなものを手づくりして、子供やお孫さんや知り合いに送って暮らしておられる。
「自然のものをなるべく食べさせてあげたい」との思いからである。
元気でいるためには、しっかりと体を動かして自分たちの気に入った食材を選んで食べて、気に入った品物は高くても買って、決して安いだけでは買わない。
2人のいろんな世間の評判に流されないきちんと自分の考えを持った生活態度は、尊敬します。
ちょうど昔、日本の戦争のあった世代が青春時代にあたり、自分の感覚で選んだ行動が、そのときに人生を変えたことがきっと頭の中にあるのではないかと思います。
私の両親もそういう世代だったので、共通したものを感じます。
お二人とも土を耕すという中で、植木鉢でもよいのでものを育てたりして「土と触れ合うことが、人間の生活には必要なのでないか」と言われている。
また雑木林を作ったのは、人間も一緒でいろんなものがあった方が、単一の種類だけでなく「ものが健全に育つ」と思うという意見は、とても参考になります。
あしたもこはるびより
しゅういちさんは、レンガを積んで自分でベーコンを作り、英子さんもたくさんの料理を作り、お客さんをおもてなしされている。
60歳くらいから、雑誌などから取材をうけたりして、お客様がおおいらしいのですが、「台所はお湯も出ないし電子レンジも使ってない」というので、驚きました。
大小3個の土鍋で、ごはんも炊き煮物もジャムもつくっておられるのは、この方がおいしいからということらしい。
私が、以前みた映画のなかで、しゅういちさんは、スプーンも木でないといけないと言って、英子さんはすぐに気がついて渡されて自分は普通のスプーンを使っておられました。
お互いにいつも気を使っておられるのが印象的でした。
年を取ってくると木のスプーンだと口触りがよいので、食が進むことがあります。老人ホームに勤めていた時に木のスプーンを使っていたので、すぐにわかりました。
歯の関係もあります。金属製のは入れ歯にあたるとカチンとあたる歯の感触になるのです。
私も部分入れ歯やインプラントやらいろいろしてそれがよく分かるようになりました。
いろんなお菓子も古いオーブンが1台あるので、自分で作られています。とても丁寧に暮らしをされているのが、随所にわかる内容です。
まとめ
1年間をかけて取材されて本にされた編集者のかたが素晴らしいと思います。お二人が元気なときにこのような良書ができてよかったです。
何回も何回も読んでそのたびに心に響くものがある2人の生活を読ませていただいて、感謝です。
是非ご覧になってください。
ありがとうございました。